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JOEY RAMONE MEMORIALイベント・ライヴ・レポート

2011.07.07

2011年4月15日、ジョーイが亡くなってもう10年。こうやって、年月は経って行くんだな。この10年は早いようで実はすごく遅かった。個人的にはジョーイを過去の人としてまだ消化していないような感じだから、イベントをやろうという気にもならなかったけど、10年目にして、ようやく開催となりました。正直、Fan Clubがやる以上、ジョーイのことを想える空気と場所を作れないなら、やる意味もないしと思ってた。前置き長くてすみません(笑)
で、今回、Inya Faceの渡邊君が「4月にTHE QUEERSが来日するけど、彼らはラモーンズ大好きだし、ジョーイの命日の頃に来日公演を組む予定だから、FCと何かやりたい」と声をかけてくれて気持ちが動いた、というか直感で悪いイベントにはならない気がした。THE QUEERSなら大丈夫だなと。来なかったけど(笑)

メイン・アクトのTHE QUEERSは、イベント1週間前になんと来日をキャンセルし本末転倒。本当にすっころんだって感じ。苦笑。FCに届いたJoeからのメッセージにも書いてあったように、本当にラモーンズのことが好きで15日の意味もわかってたから残念すぎた。というわけで、メイン・アクトを欠いたまま、ジョーイ・ラモーンの10thメモリアルに突入!

だけど全バンド、ちゃんと15日の意味を理解して集まってくれたし、そこは全くぶれていなかった。ラモーンズのカバーをやればいいんでしょう? っていうノリじゃなく、参加してくれた全バンドが気持ちが凄くこもってて本当に感謝です。人柄(バンド柄?)ですね、こういうの。バンドもお客さんも本当に温かかった。ファンもいっぱい集まってくれてありがとう。バンドが存在しないFan Clubが企画するイベントのわりには価値はあったと思いたいね。

★スタートはTHE HEADBANGERS★

スタートはTHE HEADBANGERS。革ジャンを着るビジュアル(脱ぐタイミングも?)、ダウン・ピッキング、無言で黙々と演奏するパフォーマンス、ラモーンズの特徴的な魅力をそのまま受け継いでますというアプローチ全開のバンド。だから、無愛想な出で立ちでも(笑)ラモーンズ・ファンは、安心して見ていられたはず。オリジナル曲とミックスしながら、「I wanna Be Sedated」「Don’t Go」「Bad Brain」の3曲をプレイ。セレクトの基準はどこだろうというのを聴きたかったナイスな選曲。『PLEASANT DREAMS』からのセレクトはジョーイらしいし、それを生音で聴けるのが4月15日という感じでいい。

「今日はこんなイベントに出れて嬉しい。俺たち、THE HEADBANGERS、10年やってるんだけど、今まで続けてきてほんとにによかったなって。まぁこれからもずっとやっていくんだけどね。これからもヨロシク!」というありがたい、そして大事なポイントをちゃんと伝えてくれた。どうもありがとう!!!

★ジョーイと面識のあるエナポゥのPONI-CAMP★

次は唯一、この日のバンドの中でジョーイと面識のあるエナポゥのPONI-CAMP。このイベント、ラモーンズTeeを着てくると、ポスターがもらえるっていう特典付きだったんだけど、PONI-CAMPのメンバーもしっかりラモーンズTee着用。どれもかっこいいTシャツだわ! と、私はTシャツのチェックもぬかりなく。エナポゥのMCは芸人みたいにボケとつっこみ両方かねててウマい。さすが喋るお仕事をしているプロだけあると言ったら失礼かな。そしてそのウマいMCの内容が全部「実話」というのが貴重すぎ。

「NYでジョーイと会った時、ジョーイは髪の毛を後ろで束ねていた」話とか、「コンバースで登場するのかと思ったらニューバランスであれ?って思った」話とか、「お寿司が大好きみたいでぱくぱくぱくぱく、まぐろを食べていて『おいしいにゃぁ』って言ってた。言ってないか? (笑)」ちゅう話とか、レア・ネタがばんばん飛び出す。ヤバいよ。そんなスーパーな思い出を軽快なトークで惜しみなく話してくれたエナポゥ。なんつーか、知っている内容もあるのに、フォト・ピットで話に聞き入ってました。そしておもろいからフォト・ピットでも笑ってました。PONI-CAMPは「KKK」「She’s The One」「R.A.M.O.N.E.S」をプレイ。「R.A.M.O.N.E.S」は個人的には激しいリフのバージョンほどカッコエーと思ってるのでフライングVで聴く(弾く)ラモーンズ・ソングにシビレたネ。前柵まで乗り出して弾くベースのレイのアグレッシブなプレイやアクションからも、たかが30分のステージに3人の本気っぷりがびしびし伝わってきた。タイトなドラミングや激しさがラモーンズのポップ・ソングを壊さないのはなぜなんだろう?

★広島から駆けつけてくれる早朝ピストンズ★

3番目はラモーンズのイベントにいつも遠く広島から駆けつけてくれる早朝ピストンズ。ご苦労様です&ありがとう。彼らのセットは凝っていた。ラモーンズ・ファンなら誰もが緊張する(?)SE「続・夕陽のガンマン」から「Durango95」に突入するというラモーンズのセットをしっかり再現。楽しんでいるのになぜか緊張するというこのSE。恐いね(笑)。大和魂パンク・ソングとラモーンズのポップ・チューンが違和感なく交わり、LOCO LIVEのようにアグレッシブな流れと展開で隙なく進む。

「Got A Lot To Say」、「I Wanna Be Sedated」、「Tomorrow The World」、「Beat On The Brat」。早朝ピストンズの硬派なステージ・パフォーマンスもこのイベントの空気にメリハリをつけてくれた感じ? どのバンドも同じテーマでパフォーマンスを繰り広げているのに、それぞれ全く違う。これって凄いね。音はもちろん、空気も、演出も。「R.A.M.O.N.E.S」は、PONI-CAMPもプレイしたけど同じ曲なのにそう思えなくて不思議だった。2度オイシイよ、これ。いろんなバージョンが楽しめて濃いなぁ。でも濃くていいのだ!! Fan Clubのイベントだから。そして最後はジョーイの日にふさわしい「Life’s A Gas」でしめた。納得です!

★そして最後はSPAZZYSの登場★

そして最後はSPAZZYSの登場。「忙しくてぜんぜん練習できなかったの!」と、ステージ上でも言ってたけれど、ラモーンズ・ファンが楽しけりゃ、そんなことはどうでもよいのがこのイベント(笑)

というわけで、一生懸命練習したであろう「Rockaway Beach」と「Slug」と「Carbona Not Glue」を間違えながらもどうにか完走したSPAZZYS!! イエイ!!(笑) 完璧にプレイされちゃうよりヘタウマな方がキュートだし似合っちゃうし、許されちゃうのが彼女たちの魅力だよ。ルーシーは間違えると(やっちゃったー!)という表情をしちゃう。笑。それがまたご愛嬌でカワイイ。ラモーンズのカバーからは一生懸命さも伝わってきたし、FCのインタビューでも話してくれていたように(MANIA参照してネ)この時期の日本に来るなら日本のファンの為の曲をやりたいと思ってたという彼女たち。それは練習不足でできなかったけど、その気持ちだけで十分だよ。だけど、そんなミスをカバーするように、間違えなかった(はず・笑)のオリジナル曲でも集まった観客を十分魅了したSPAZZYS。ラモーンズの遺伝子を受け継いだキャッチーなポップ・チューンもばっちり響いてたはず。

このイベント、シリアスにジョーイの10周忌を考える時間にもしたくなかったけど、本当に楽しい一夜になったと思う。外タレのキャンセルが続いた深刻な状況を、出演バンドが楽しい時間に変えてくれた。本当に集まってくれたお客様とバンドが作り上げてくれた空間に感謝。感謝です。ジョーイもよろこんでいるであろう、いや、彼が生きてたら、まちがいなくDJやって楽しんだに違いない。そんな、とても温かい、楽しいメモリアルでした。

BIG THANK YOU VERY MUCH!!! DJのWakaaanやInya faceのみんな、VAMP!、そして出演バンドの皆様、本当にありがとう。おかげで楽しいメモリアルになりました。

2011.07.07

テキスト&写真 : 畔柳ユキ / Ramones Fan Club Japan ©RAMONES FAN CLUB JAPAN
ALL TEXT & Photos by ©yuki kuroyanagi & ©RAMONES FAN CLUB JAPAN
記事及び写真の無断転載を固くお断りいたします。

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