11月3日(祝日)

福岡のプロモーションはホテルの支配人の協力もあって、福岡のラジオLoveFMに急遽出演が決定。CJは朝まで飲んでいたから眠そうで局に着いたらコーヒーを買い求め行方不明になり出演1分前くらいに戻ってきてだいぶ焦った…(笑)。『Let’s Go』と『Three Angels』をかけてもらい「福岡にはラモーンズ以来」なんて話をしました。






CJをホテルに送り届け、ライヴ前に会場限定のTシャツ販売やミニ写真展の準備開始。福岡でFCの企画なんてしょっちゅうは出来ないから、あれこれファンに見てもらいたい。会場とチケットの手配もBAR SINISTER ALLEYの金丸君が奮闘してくれて、私は荷物を福岡に何度か送るだけでよくて助かった。




今回のラモーンズ・フェスティバルは、地元のバンドに出演してもらいたいと考えた。とはいえ、自分が福岡でしょっちゅうライヴを見ているわけではないし、情報に乏しかったので、福岡に住んでいたことがあり今もライヴハウスに通いまくっているハム助こと岡田くんのアドバイスで YouTube をチェックしまくった。ラモーンズ・フレーバーをアピールしているバンドだけじゃなく、福岡でやるんだから、福岡で2017年に活躍している地元のエネルギーを会場に持ち込みたかったんだよね。

それで最終的にTHE VOTTONESとTHE SUICIDESに出演してもらうことに決めた。そして福岡のラモーン・パンクTsukasa君率いるZEEZZと、出演を直談判で交渉してきたHEY HO LETS GO’Sの渡辺さんの熱意に押され(笑)、トータル4バンド。私的には大満足のラインナップ ! ! 後で書くけどパフォーマンスもみんな最高でいい時間を作ってくれた。どのバンドもエッジが効いててビートがカッコ良かった。それは写真からちょっとでも感じとってもらえると良いけど、30分足らずのパフォーマンスを、みんな最初からテンション高めで演奏してて本当彼らにお願いして良かった~! 自己満足と言われようと、私はバンドのモチベーションに一貫性を感じていたので大満足。


今回、マーチャンダイズはCJのTシャツのほかに、福岡限定Tシャツを作った。福岡にラモーンズが来た回数に今回をプラスして。ラモーンズのメンバーで福岡に来れるのは、もうCJひとりだけだったし、そうゆう意味で継承でいいと思って。あと隣の山口県から今もHPのオンラインストアで販売している革ジャンにつける肩ホルダー&チェーンを作ってくれている革工房JACKの安藤さんも駆けつけてくれて展示販売してくれた。みんなここでそれぞれの仕事をしてくれて空間を作ってくれてありがたい。これもラモーンズ聴かせるため !


バンドがたくさんいるので、CJ達はSINISTER ALLEYを楽屋にしてリラックスしてもらっていた。夕方、誰かが私を呼びに来たのでBARに行くとCJが「ベースのネックにヒビが入っちゃって使えない」と言った。もうみんな思ったね…心霊スポットのタタリ、キターーーーって(汗)。それでぎゃあぎゃあ言ってても、しょうがないので急遽オープニングのバンドのベースを借りて準備。ああ怖い。CJも自分で「心霊スポットのタタリだ」と苦笑いしてたけど。


オープ二ング・アクトはHEY HO LET’S GOの渡辺さんのアコギからしっとりスタート。ジョーイの繊維な歌の世界をナベさんはいつも綺麗に表現している。素敵なオープニング。




平均年齢22歳のガールズ・バンド、THE SUICIDESは、サングラスに革ジャンと制服スカートでマイク・スタンドを握りしめてジョーイのイメージを意識したビジュアル。初期衝動全開のガールズ・バンドの初々しさと可愛くて生意気な感じが合体したエイトビート。アコギからパーンと弾けたビートの世界に突入ー!




ダウンストロークTsukasaのギターと、歌も存在もポップなMariaのヴォーカルでZEEZZのラモーンズ・フレーバーなポップ・ワールドへ。筋肉隆々上半身裸のスキンのベーシストChocho、フロント3人のビジュアルがアンバランス!?でもオリジナル。ラモーン・パンク、様式にこだわるのが「こだわり」だけど、こんな感じ東京ではあんまり見ないかも。ジャパニーズ・ラモーン・パンクの雄の呼び名にふさわしいポップ感覚、甘さとソリッドのエイト・ビートは抜群 ! !

  

  


スタートから飛ばすTHE VOTTONESがオープニングのラスト。YouTube で確認して東京で一度だけ見て楽しみにしていたバンドは、最後まで脱がなかったねー革ジャンを。額からは滝のように流れる汗。あれには気合いとラモーンズ企画だからのこだわりを感じて感動した。私はメンバーの人となりを知らなかったけど、絶叫とかき鳴らしのパフォーマンスでもう大満足。「オマエの母さんでべそ」もいただき、オープニング・アクトのトリをハイテンションのパフォーマンスで演りきった。

  




九州の4バンド最高だった。心から感謝。いいオープニング作ってくれました。本当に。

ベースも調達して、福岡でも、どさくさに紛れてSE『続・夕陽のガンマン』を使うことにして…(笑)。お客さんは福岡を中心に老若男女色んな人が集まっていた。多分30%くらいは連休を利用して地方から参加した熱心なファン。ラモーンズを知らない世代に見てもらいたかったから、革ジャンを着た若いファンがたくさん居たのは嬉しかった。



2014年のCJバンドと違って、2017年のメンバーはラモーンズのスピードとエイトビートを再現してくれて良かった! どっちが好きかといったら2017年の方が曲のテンポは合っている。というかずっとそっちで聴いてきた。でもCJがやりたいように演奏すればいいんだと思う。SEの『続・夕陽のガンマン』だってCJもマーキーもラモーンズらしくしたくないから使いたくはないんだから。あれはファンと同じくらい、演っていた彼らにとって良くも悪くもラモーンズのSEなんだと思う。

EARLY BELEIVERSは楽屋が2階なので、左側の階段を降りてくるスタイルだったけど、それがちょっとアメリカの地方のクラブにある感じと似ていて個人的に良かったな。セット・リストはほぼ東京、名古屋、大阪と一緒だったけど、最終日だからかスピード・アップしていてた気がする。と思って今 YouTube をググったら映像アップされてるじゃん ! ! いい時代だな~。『C.J. Ramone@Fukuoka Early Believer 03.11.2017』で←確認してみよう。









この福岡公演はボーナスがあって、アンコールが一回多かった。『PINHEAD』で終わりアンコール(1回目)は『SEDATED』『BLITZKREIG BOP』『RAMONES』、2回目のアンコールでは『DANNY SAYS』と『BONZO GOES TO BITBURG』。80年代から90年代にラモーンズをたくさん見てきたけど、この終わり方も悪くないと思う。ラモーンズの曲をきちんと演奏するというスタイルから見れば、これは「様式」外だけど、もう今となっては後期の曲も聴きたい。それに今、CJの作る曲、例えば『Understand Me』や『Three Angels』に合う曲、フィットする曲がセット・リストに並ぶのは、いいんじゃないかと思っている。

2回目のアンコールの前に、最後だからと私はCJにステージ上に呼びだされた。ここでCJが言った言葉にはちょっと驚いたし感激した。CJはラモーンズ・ファン・クラブ・ジャパンが何のために、どうしてラモーンズがない今も活動を続けているのかをきちんと観客に説明してくれたのだ。「ユキはラモーンズ時代から交流のあったジョニーの教えを今も一人で継承しているんだ。ラモーンズの音楽がずっと聴き継がれるようにバンドがなくても活動を続けているんだ」と。本当に驚いた。メンバーは、そこをきちんと理解してくれていなくてもいいと思ってたので、正直、凄くありがたかった。わかっていてくれてたんだ、と。



それは福岡の会場に集まったファンやファン・クラブのメンバーにも伝わったようで、後日、東京から福岡公演まで見に行った梶原さんもこんなTシャツまで作ってくれてプレゼントしてくれたのです。「凄く大事なことをCJが言いましたよね? あのシーンが大好きだから」と。客観的に見てもファン・クラブとメンバー本人が、がっつりタッグを組めているんだな…と思えた瞬間だったと思います。



そこはFCを作れと言ったジョニーしか理解していないと思っていたけど、そんなことまでCJは継承していた。関係ないでしょ? メンバーには。ファン・クラブはジョニーの指示で作ったけど、運営は私、そしてファンと繋がる場。もうメンバーはいないから。でも、CJがそこを活動を理解してくれたことが、本当にありがた過ぎた。私はちょっと照れくさくてペコペコお辞儀しちゃってるけど(笑) 

というわけで、福岡公演も盛り上がり、最後に感謝の言葉を頂いて、好きでやってるファンクラブだけど、これで良かったんだなと客観的に確認できたことも収穫。終演後はまたまた福岡ネットワークに乗っかり、かつて福岡でロックンロール・レディオというBARを経営していたマスターが今経営している宮崎料理の「どれみ」という宮崎料理のお店で打ち上がりました。何もかも美味しくてメンバーも大満足。


福岡はファン・クラブの会員さんがオーナーのそしてラモーンズも宿泊したイルパラッツォに宿泊し、博多とんこつらーめんを食べて、SINISTER ALLERYで朝まで飲んでリラックスして、打ち上げは2014年に初めて行った懐かしの宮崎料理屋で元ロックンロール・レディオの店長さんの店でもてなしてもらいました。福岡ネットワークとフットワークに大感謝です。


2017年CJ RAMONE BANDの日本ツアー+FCフェスティバル、無事に終了。移動が過酷な南米ツアーから日本に来たCJは「日本は本当にリラックスできるし、移動も快適だし、4時間寝れれば十分リフレッシュできるよ」と言ってました。あともう1回くらい来て欲しいね!  Big Thank you 4 You!
協力してくれたザイテツ君、岡田くん、元クロスビート編集長大谷さん、ラモーンズ・ファン・クラブ・ジャパンの会員、福岡のバンド、THE VOTTONES、THE SUICIDES、ZEEZZ、渡辺さん、会場に集まってくれたラモーンズ・ファン、DJ IGAWA、DJ KAZU、
山口の革工房JACKさん、EARLY BELEIVERS、ありがとう! GABBA GABBA HEY!


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2018.12.27

テキスト&写真 : 畔柳ユキ / Ramones Fan Club Japan ©RAMONES FAN CLUB JAPAN
取材協力 : もにゃこ(RAMONES FAN CLUB JAPAN)
デザイン : ヤーボ・ラモーン(東京ラモーンズ)

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